第1回. 闇に光る眼 |
| 板野家こ居候した雄作は、博士が数カ月前エジプトからミイラを持ち帰った事を知る。ある真夜中、研究室から無気味なうめき声が響いた。駆けつけた雄作たちは息絶えた板野博士を発見。だが、牧村とミイラの姿が消えていた。 |
第2回. 幽鬼の眼 |
| 翌日、牧村も死体となって川に浮かんだ。板野博士が不可解な死を遂げた事で青井部長刑事率いる警視庁が動き出し、雄作も独自に調査を開始する。その夜、街では謎の殺人事件が多発し、奇怪な影が目撃されるのだった。 |
第3回. ミイラの秘密 |
| 雄作は隠されていた博士の研究ノートを見つけた。4千年前のエジプトの武将ラムセスが王女パトラに命ぜられ、新薬の実験台としてミイラになったと知る。しかも棺の中には蘇生薬の製法まで記されていたらしい。 |
第4回. 墓地の怪人 |
| その夜、何者かが研究室に現れ、博士たちがつくった蘇生薬の残りを盗んで行った。そして、それから毎晩、異様な影は汀の部屋に現われるようになる。雄作と遥があとを追うが、墓地で姿を見失ってしまった。 |
第5回. 恐怖の定期便 |
| 雄作の通報により警察が墓地を包囲した。洞穴に潜んでいたミイラは気配に気づき、近くを通ったトラックに飛び乗る。目撃者の証言により作られたモンタージュ写真、それはまさに怪物そのものだった。 |
第6回. 間違えられた男 |
| 彷徨っていたラムセスは、サブというチンピラに連れて行かれた。サブたちは大会社を狙うギャング団で、ラムセスと金庫破りのジョージを人違いしたらしい。ラムセスの顔は蘇生薬の効果で人間らしくなっていたのだ。 |
第7回. 恐怖のビル街 |
| 本物のジョージの死体発見で警察は色めきだった。サブたちも警官にモンタージュ写真を見せられるが、ラムセスの正体を見抜いた彼らは、逆にその力を悪用しようと、ラムセスを連れてターゲットの社屋に忍び込んだ。 |
第8回. 雷鳴に消えた女 |
| 怒ったラムセスは次々とギャングたちを殺した。ただ一人逃げ遂せたサブは、意を決して自首する。証言を聞いた青井刑事と警官たちが現場に駆けつけるが、既にラムセスの姿はなく、女ギャングが埋葬されていた。 |
第9回. 実験台のミイラ |
| ラムセスの居所を知らせる通報があった。青井刑事と警官たちは現場に急行し、負傷しながらもラムセスを捕らえることができた。幾度も会議が開かれ、結局ラムセスに人間として処罰を受けさせることに決定した。 |
第10回. 瀕死の逃亡者 |
| 麻酔を打たれ眠っていたラムセスだったが、雄作たちの目の前で鎖を引きちぎり、逃走した。最初に隠れた墓地の洞穴に戻るという雄作の推理通りに、警察がラムセスを発見するが、寸でのところで取り逃がす。 |
第11回. 迫り来る足音 |
| ラムセスが住宅街に現れた。足取りを追うと、間違いなく板野邸に向かっている。警戒は更に厳重にされるが、家の中では汀と遥が母とともに、怯えていた。雄作は、警察たちに協力し家を警備する。 |
第12回. 姿なき恐怖 |
| 武装警官たちが板野邸を取り囲んでいたが、一瞬の隙を狙われ、蘇生薬の製法が書いてある羊皮紙が盗まれた。その晩、屋根の上に失神した汀を抱いたラムセスの姿が。後を追って屋根に登った雄作が一歩一歩近づいてゆく。 |
第13回. 秘薬の調合 |
| 汀は廃墟となった寺に閉じ込められていた。薬品の調合を懇願されるが汀にはできるはずもなく、隙をみて救出を乞う手紙を窓から投げる。まもなく雄作や武装警官たちが駆けつけ、ラムセスに催涙弾を浴びせた。 |
第14回. ミイラの最后 |
| 救出された汀を追い、ますます凶暴になったラムセスは板野邸へと向かう。雄作と青井刑事は仕方なく蘇生薬を与えることにした。その役目を、危害を与えられないであろう汀に依頼する。そして汀はラムセスと対面した・・・。 |